第5回「声のつながり研究会」(20230221)

場所:東京都新宿区 常盤ライブラリ+ZOOMライブ配信

プログラム(研究発表)

発表者:間瀬幸江(宮城学院女子大学准教授)

発表タイトル:ジャン・ジロドゥ作「シャイヨの狂女」と作品解釈~1945年の初演の演出ノートと劇評の分析から
2023年2月21日(火) 発表:13時00分~13時40分 質疑:13時40分~14時

発表要旨:1945年に初演され大成功を収めた、ジャン・ジロドゥの遺作「シャイヨの狂女」には、舞台稽古の現場で作成された演出ノートが残されている。ナチス・ドイツ占領下のフランスで上演の予定なしに執筆された戯曲と、作者の死後、解放されたフランスで、作者顕彰のためにつくられた上演作品。演出ノートの分析から、演出家の思惑と、劇作家の思惑の乖離を読み取り、人々の「立ち直り」を礼賛する演出の方向性と、それにともなって後景化し看過される、戯曲に記された人々の「声」について考察を加える。

ZOOMにてライブ配信を致します。視聴を希望される方は、こちらのフォームから、2月20日正午までにお申し込みください。21日朝、お知らせいただいたメールアドレスあてにURLをお届けします。

イベント主催:声の主体による文化・社会構築研究会(問い合わせ:koenotsunagari2020アットマーク.gmail.com)

共催:宮城学院女子大学 キリスト教文化研究所「多民族」グループ