戦争の記憶と日記 小泉敦著『「北」のまなざし―日記でつづる近現代史―』20240315菊池第5回
今回は、この二月に刊行されたばかりの、『「北」のまなざし―日記でつづる近現代史―』という本を紹介します。著者の小泉敦さんは、『青森県史』や『新編八戸市史』などの編纂事業で、おもに近現代史を担当し、また、長い間、中学校で社...
今回は、この二月に刊行されたばかりの、『「北」のまなざし―日記でつづる近現代史―』という本を紹介します。著者の小泉敦さんは、『青森県史』や『新編八戸市史』などの編纂事業で、おもに近現代史を担当し、また、長い間、中学校で社...
「ことばにならない声/声にならないことば」。今回は、フランスの哲学者・社会学者であるディディエ・エリボンの著作『ランスへの帰郷』『人生、老い、そしてある庶民階級女性の死』の2冊を読みながら、作品に記される、著者自身の母の...
「声のつながり研究会」(声の主体による文化・社会構築研究会)提供のラジオ番組「声のつながり大学」(仙台コミュニティFMラジオ3)第70回 放送のおしらせです。 ラジオ番組「声のつながり大学」第70回放送(20240315...
声のコラム8は、ジュディス・L・ハーマンによる『心的外傷と回復<増補新版>』を取り上げます。 大きな災害や事件に際し、PTSDという言葉がよく聴かれます。PTSD(心的外傷後ストレス障害)について、日本トラウマティック・...
「声のつながり研究会」(声の主体による文化・社会構築研究会)提供のラジオ番組「声のつながり大学」(仙台コミュニティFMラジオ3)第65回 放送のおしらせです。 ラジオ番組「声のつながり大学」第65回放送(20240105...
今回は、誰か他の人に代わってある出来事について語るということ、広い意味での「証言」について考えてみようと思います。 次のようなシチュエーションを想像してください。 おじが亡くなりました。彼の葬儀が終わり、親族が集まって食...
「声のつながり研究会」(声の主体による文化・社会構築研究会)提供のラジオ番組「声のつながり大学」(仙台コミュニティFMラジオ3)第62回 放送のおしらせです。 ラジオ番組「声のつながり大学」第62回放送(2...
今回は、近現代日本文学の研究者佐藤泉の新著『死政治の精神史』を取り上げ、現代社会に対する著者の透徹した批判意識のもと、新たに照らし出されていく森崎和江、石牟礼道子の「聞き書きの文学」の意義を考えたいと思います。 この著書...
「声のつながり研究会」(声の主体による文化・社会構築研究会)提供のラジオ番組「声のつながり大学」(仙台コミュニティFMラジオ3)第61回 放送のおしらせです。 ラジオ番組「声のつながり大学」第61回放送(20231103...
今回は、日本で最初の近代的な国語辞典、大槻文彦の『言海』についてです。政府の命で、明治八年(一八七五)に着手して、同一九年に完成しています。明治二十二年から二十四年にかけて、四分冊で、みずからお金を出して出...