紹介・高瀬正『江戸の災害碑』(個人刊、2020年)20210716 菊池第2回
今日のテーマは、災害で亡くなった人たちの供養塔についてです。長年、埼玉県を中心に災害碑を調べている高瀬正さんより、『江戸の災害碑』という冊子をいただきました。副題に「江戸のひとびとは何を望み 何を願ったのでしょうか」、と...
今日のテーマは、災害で亡くなった人たちの供養塔についてです。長年、埼玉県を中心に災害碑を調べている高瀬正さんより、『江戸の災害碑』という冊子をいただきました。副題に「江戸のひとびとは何を望み 何を願ったのでしょうか」、と...
迷わなければ、気づかないことがある。 人は、迷うことによってはじめて、自分の立ち位置を問う声を手に入れるのではないか。今日は、レベッカ・ソルニットの『迷うことについて』と『Walks』という2冊の本を手がかりに、声につい...
今回は、「声」について、哲学の観点から考えてみようと思います。 声がつながる、正確には、人と人とが声でつながる。これは広い意味でのコミュニケーションのことです。複数の人が互いに自分の思いを伝え合い、理解し合うことです。例...
はやいもので、東日本大震災から十年が経ちました。十年が一つの節目、区切りであるかのように報道され、出版物も刊行されています。第一回はそうしたなかから、北原糸子さんの『震災と死者―東日本大震災・関東大震災・濃尾地震』を紹介...