「聞き書き」における声とことば 20211203放送(第9回)
【ことばにならない声/声にならないことば】 9回目の今回は、「聞き書き」という、声を文字として書き記す行為について考えてみたいと思います。聞き書きが成立するためには2人の人間が必要です。一人は語る人、この人は体験を持って...
【ことばにならない声/声にならないことば】 9回目の今回は、「聞き書き」という、声を文字として書き記す行為について考えてみたいと思います。聞き書きが成立するためには2人の人間が必要です。一人は語る人、この人は体験を持って...
【ことばにならない声 声にならないことば】 今回は、水俣病が今も終わっていない現在の問題でありつづけていることを通して、声を聞くことの困難さを可能性について考えてみたいと思います。2021年ジョニー・デップが写真家ユー...
「声のつながり研究会」(声の主体による文化・社会構築研究会)提供のラジオ番組「声のつながり大学」(仙台コミュニティFMラジオ3)第14回放送のおしらせです。 第13回放送 2021年10月15日(金)23時~23時28分...
今回はカロリン・エムケ『なぜならそれは言葉にできるから』を読みながら、言葉にできないような体験をした人が、それでもしかしその体験を語れるようになる可能性、そのための条件について考えてみたいと思います。 エムケは世界各地の...
一人称で語られる歴史。そうした叙述が少なくとも現代フランスで増えています。歴史といえば、主観を交えず3人称で語られてこそ歴史的事実が明らかになるのではないでしょうか。それとも1人称で語ることによって、私を通してしか見え...
この小説の主人公は岩手県盛岡市の高校に通い、美術部で活動する、伊知花(いちか)という高校生です。震災から数ヶ月後、いちかは、顧問の先生から、被災地の人々にあてた絵画コンクールに絵を出展するようにと促されます。彼女の絵は高...
今回はフランスの2つのドキュメンタリー作品を取り上げます。ニコラ・フィリベール監督『すべての些細な事柄』(1997)とサンドリーヌ・ボネール監督『彼女の名はサビーヌ』(2007年)です。この2作品は、精神障がいをかかえた...
フランスの哲学者、エリザベート・ド・フォントネは、動物をめぐる哲学的省察で特に知られていますが、彼女が2018年、84歳のときに出版した『夜のガスパール』は自閉症の弟をめぐるエッセーで、この本で初めて自分に自閉症の弟がい...
病をわずらう人々が声を発するとき、そのことばの向こうには、ことばにならない思いがひそんでいる。そんなことに気づいたのは、若林一美『<いのち>のメッセージ – 生きる場の哲学』(ナカニシヤ出版)を読んだ時のこ...
「声のつながり研究会」(声の主体による文化・社会構築研究会)提供のラジオ番組「声のつながり大学」(仙台コミュニティFMラジオ3)第4回放送のおしらせです。 第4回放送 2021年5月21日(金)23時~23時28分 「声...