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森崎和江、石牟礼道子作品における声は、現代にどのように接続されるか。佐藤泉『死政治の精神史』が明らかにする、今、小さき声を聞くことの必然性。 20231103(第27回)

今回は、近現代日本文学の研究者佐藤泉の新著『死政治の精神史』を取り上げ、現代社会に対する著者の透徹した批判意識のもと、新たに照らし出されていく森崎和江、石牟礼道子の「聞き書きの文学」の意義を考えたいと思います。 この著書...

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アデル・ヴァン・レート(Adèle Van Reeth)『慰められない者』(Inconsolable)とジェローム・ガルサン(Jérôme Garcin)『私の弱き家族たち』(Mes Fragiles) 20230901(第26回)

 今回は、コロナ禍のさなかで近親者を亡くした2人のフランス人作家が、その体験に基づいて書いたそれぞれの作品を取り上げ、文学における言葉と近親者の死の表象の問題を考えます。 最初は、アデル・ヴァン・レート(Adèle Va...